
ロマンティック街道やメルヘン街道など、ドイツは街道の旅が楽しい国です。
山の頂上に建つ城や、城壁に囲まれた珠玉の町を歩くと中世の世界に迷い込んだような気分になります。
「オランダ」「ベルギー」「ルクセンブルク」「フランス」「スイス」「オーストリア」「チェコ」「ポーランド」「デンマーク」の9ヵ国に囲まれ、すべての点でドイツは欧州の交差点であり、旅行者にとっては興味の尽きない歴史や文化に触れる旅を満喫できます。最近は、歴史が現代に息付くベルリンやドレスデンなど、旧東ドイツの町を訪ねるコースが人気です。
- 正式国名:ドイツ連邦共和国
- 面積:35万7,000k㎡
- 人口:8,177万人
- 首都:ベルリン
- 公用語:ドイツ語
- 時差:-8時間
- サマータイム:-7時間
- 通貨:ユーロ
ノイシュバンシュタイン城
バイエルン国王だったルードウィッヒ2世が膨大な費用をつぎ込んで造った幻想的な白亜の城です。そのファンタジックな印象を放つ外観は、ウォルト・ディズニーがシンデレラ城のモデルにしたことでも知られています。
ロマンティック街道
ドイツの中で最も知られた歴史街道です。 この道は、昔から通商ルートとして使われており、中世の雰囲気いっぱいの古城や教会、街並みが点在しています。
おとぎの国に迷い込んだかのようなローテンブルグや、ノイシュバンシュタイン城もこの街道沿いにあります。
ドレスデン
ここはヨーロッパ屈指のゼンパーオペラが有名ですが、気軽に音楽を楽しみたいなら、世界に名声を博すマイセンの国立磁器工房を訪ねた際に、マイセン磁器でできたパイプオルガンの演奏を聴くこともできます。
有名なのは、叩いて薄くした牛肉をカツレツ風にした「シュニッツェル」です。 きのこソース掛けを「狩人風イェーガーシュニッツェル」、赤ピーマンソース掛けを「ジプシー風ツィゴイナーシュニッツェル」、そして豚肉の物を「シュウァイネシュニツェル」と言います。
4~6月下旬の限定品ですが、「シュバーゲル(白アスパラ)」の料理もお勧めです。 茹でたシュパーゲルにバターと卵黄で作ったオランダ風ソースなどを掛けて食べます。また生ハムやその他のハム類、ポテトなどを添えるのが一般的です。シュパーゲルのクリームスープは非常に美味です。
フランス、イタリアなどの人気ブランドのブティック店があるのは大都市のみです。
デパートを除けば、客が勝手に品物に触るのを嫌がる店が多いので、店員にひとこと声を掛けてから、見たい品物を出してもらいましょう。
また、環境保護のため簡易包装なので、プレゼントのときは、「プレゼント用の包装をして下さい」と申し出ることを忘れずに。
ベルリン音楽祭
春から秋にかけて様々なジャンルの音楽がベルリンに集まり、美しい音色を奏でます。
見本市
世界一を誇るドイツの見本市。その中には一般人が入れる見本市が数多くあります。例えばベルリンの食品と農産物の大きな見本市「緑の週間」、フランクフルトのモーターショー、ハノーバーのコンピューターの見本市「セビット」、ハノーバーメッセで知られる「産業技術見本市」も一般人が訪れることができます。
ヘンケル、マイセン陶磁器、ランゲ&ゾーネをはじめ、ドイツのブランドは品質、実用性そして耐久性に定評があります。
良い品物を購入するためには労力とお金を惜しまない国民の厳しい目をもうならせるドイツの物づくり精神が活きた小物を金物屋で探すのも楽しいものです。
- 天候
- 山岳地方を除き降雪は少なく、気候は比較的温暖です。
日本と同様、四季の区別がはっきりしています。
年間を通して乾燥しているので、夏でも薄手のセーターやジャケットを用意して下さい。
冬は氷点下まで下がることが多いので防寒対策を忘れないようにして下さい。
- レンタカー
- 交通の便が悪いメルヘン街道や黒い森地方、町から離れた古城ホテルに泊まるドイツの旅では、レンタカーが威力を発揮します。
また、高速料金無料、制限速度なし(一部制限区間あり)のアウトバーンをとばすのは、ドイツならではの楽しみです。
レンタカー会社や車種によっては、運転者の年齢が25歳以上、運転歴1年以上などの規定があるので、必ず前もって確認しましょう。