
インド洋に浮かぶ珠玉の島々、気ままに過ごす常夏の楽園と言われるモルディブ。インド洋東経72度31分から72度48分、北緯7度0分から南緯0度45分の間に散らばる1,198もの島々からなる群島諸国です。 これら島々は、2重鎖状になったサンゴ礁の環(わ)によってひとつのまとまりを見せています。
- 正式国名:モルディブ共和国
- 面積:298k㎡
- 人口:約40.7万人
- 首都:マレ
- 公用語:ディベヒ語
- 時差:-4時間
- サマータイム:なし
- 通貨:ルフィア
89の島に92のリゾートを持つモルディブは、基本は1島1リゾートです。
目的や好みに合ったリゾート探しが、モルディブ旅行の成功のカギになります。
タージコーラル・リーフ
美しい海に包まれた秘密の隠れ家のようなところで、充実した設備と豊かな自然が共存したリゾートです。季節によってビーチが形を変える自然の神秘と魚群が行き交うハウスリーフが自慢で、ウォーターアクティビティも楽しめます。
そしてここの目玉は、「マンダラスパ」です。 インドネシアの本格的なトリートメント・マッサージが受けられ、フェイシャルは特におすすめです。
フィリテヨ・アイランド
1999年にオープンしたばかりのリゾートです。 無人島時代の自然がそのまま残り、リゾート気分を満喫させてくれます。 プールバーやレストランなどパブリックスペースも充実しています。
特にプールサイドのサンセットバーから眺める夕日は一見の価値があります。
マクヌドゥアイランド
島内の木を極力伐採しないよう、また珊瑚を破壊しないよう配慮されたリゾートです。
ここから行く「無人島オラハリ」(北マーレ環礁北部)ツアーが人気です。 またの名をウァージンアイランドと言い、モルディブでもトップレベルのハウスリーフを持っており、シュノーケリングツアーやバーベキューランチツアー、また滞在ツアー(テントで1泊)もあります。
各島の敷地が極端に狭いモルディブでは、農業はほとんど発達していないため、リゾートで使用される食材のほとんどは海外から輸入されている物です。新鮮なままリゾート島まで輸送するコストは相当なものなので、その分、新鮮な素材を使用したおいしい食事を出す高級リゾートの宿泊料金は高くなっています。
モルディブ人の一般的な食事は、「リハ(カレー)」です。また、挨拶代わりのように言われる「サーボーンに行こう」「サーボーンしよう」というのは、お茶(紅茶)を飲むことです。モルディブ人は日に4回以上の「サーボーン」を欠かしません。
「海外旅行と言えば買い物」というイメージは、モルディブには当てはまりません。 どのリゾートにもお土産は売っていますが、ツアーで訪れる漁民の島などで民芸品を買うことも可能です。
ほとんどの人がアイランドホッピング(島巡り)を利用してマーレを訪れ買い物することが多いようです。
モルディブでは、ほとんどの人がイスラム教です。 イスラム教には、イスラム暦(月の満ち欠けによる太陰暦のもとに作られたもの)の9番目の最も神聖な月に断食をする習慣があります。 断食をすることで1年間に犯した罪を償うとされるものです。 太陽暦の11月下旬ごろから始まり、夜明けから日没までの間だけで、その後の飲食は許されます。
リゾート地では関係ありませんが、首都マーレなどでは食品を売る店は閉まっていますので気を付けましょう。
紅茶、バティック(ろうけつ染)、Tシャツなどの他、サメの歯などもお土産品として売っています。 貝やシルバー製のアクセサリー、木工民芸品は多種多彩です。
モルディブらしくて面白いお土産としておすすめなのは、魚柄のトランプです。 魚の英名とサイズが表示されており、帰国後、時々これを見ながらモルディブで見られた魚の話に花を咲かし、ハネムーンの思い出に浸るというのも良いのでは?
- 天候
- サンゴ礁に守られたモルディブは、年間を通して平均気温26~33度という高温多湿の熱帯性で、常夏の島です。気候は乾期・雨期に大きく分かれていますが、ときには乾期でも雨が降ったり、強風が吹いて波が荒れたりすることもあります。また雨期は1日に1・2回スコールに見舞われる程度で、それ以外は晴れていることも多い気候です。服装は、朝・晩は冷え込むこともあるので、一枚羽織れる物を用意しておきましょう。またモルディブは敬虔(けいけん)なるイスラム教国です。漁民の島やマーレなどの島民がいる島へ観光に行くときは、肌の露出が少ない服装にしましょう。あまりに見かねる場合は逮捕されることもあるので注意しましょう。
- レンタカー
- レンタカーを借りられるのは、首都マーレのみです。
基本的に、借りられる条件は25歳以上の国際免許証保持者です。