
日本で「天国にいちばん近い島」として有名なニューカレドニアは、地理的にはオセアニア地方に属し、ちょうどニュージーランドの北部に位置するフランス領の島々です。
本島が「グランドテール島」、周辺には「イル・デ・パン」「リフー島」「マレ島」「ウベア島」「ウアン島」など美しい白砂のビーチに縁取られた島々が点在しています。
首都ヌメアは、白壁の家屋が建ち並び、青い海が眩しい光を放っている南太平洋のフレンチリゾートです。
- 正式名:ニューカレドニア
- 面積:18,576k㎡
- 人口:約26万人
- 首都:ヌメア
- 公用語:フランス語
- 時差:+2時間
- サマータイム:なし
- 通貨:パシフィック・フラン
アンスバータビーチ
(グランドテール島)
ニューカレドニア最大の魅力はビーチの美しさです。 おすすめのビーチはたくさんありますが、活気のあるフランス的雰囲気を味わいたいなら、このビーチです。
近隣にはホテルが建ち並び、食べ歩きやお土産を買うのにも便利です。地元のビール「ナンバーワン」を飲みながら見る夕日もロマンチックです。
イル・デ・パン島
南太平洋の宝石箱と例えられるイル・デ・パンです。 言葉では表現し尽くせない海の色の美しさ、南洋杉が立ち並ぶ岸辺の静けさ、住民の温もりすべてが心を和ませてくれます。今でも漁に使用されている昔ながらの帆掛け舟「ピローグ」に乗ってみるのもおすすめです。 魚たちの水中乱舞が見られます。
チバウ文化センター
(グランドテール島)
南太平洋の伝統文化を現代に伝えるユニークな文化センターです。 設計を担当したのは、世界的建築家レンゾ・ピアノです。 現代的な素材を大胆に用いつつ、メラネシア人の伝統家屋(カーズ)のデザインを取り入れたユニークな外観となっています。
首都ヌメアの人々は味にこだわり、話題はいつもレストランの評判と言われる程です。 フランス料理はもちろん、中華、イタリア、ベトナム、そして日本料理も味わうことができる食の街です。
ニューカレドニアの伝統料理では、「ブーニャ」(芋類に鶏肉や魚などを足してココナッツミルクで味付けして焼いた物)が有名です。 メラネシア系の人々の間で結婚式など大事な行事の日に食べられる料理です。 主に離島などで食べられますが、調理に時間が掛かる料理なので事前予約が必要です。
ニューカレドニアのショッピングエリアと言えば、ヌメア市街地とアンスバータが有名です。 免税店も数多くあります。
また、ヌメア市内の湾に近いバスターミナル周辺に、地元の人たちを対象にした、ユニークで実用的な安い商品の店が集まっているところもおすすめです。
アンスバータでは、ポートプレザンス・ショッピングセンターやパームビーチ・ショッピングセンターなども楽しめます。
ヌメア・カーニバル
4月にヌメアの中心街とアンスバータで行なわれる仮装行列です。
お土産に迷ったら、ニュージーランド産コーヒーがおすすめです。その独特の風味は、コーヒー好きにはたまらないと評判です。 銘柄としてはブルーのパッケージの「モカビ・ブルー」と「カフェ・デ・イル」が人気です。 値段も安く、まとめて買うのにも良いでしょう。
アンスバータのポートプレザンスショッピングセンター内には日曜日の午前中も営業しているスーパーマーケットがあり、コーヒーやフランス製の日用品などを買うのに便利です。
また、変わった物としては、ヌメア市内の宝石店でニューカレドニアの人気者「飛べない鳥カグー」をかたどった18金のペンダントとブローチなどが売られています。 この売り上げの一部はニューカレドニア野生動物協会に寄付され、カグー保護に役立っています。
- 天候
- ニューカレドニアは亜熱帯気候に属し、年間を通じて平均気温は20~25度です。 初夏の爽やかさが1年中続く、大変過ごしやすいところです。
南半球なので、日本とは逆で1、2月が真夏です。
2~4月にかけては比較的雨が多く、9~11月は乾季です。 南国特有の強い陽差しによる汗も、日陰に入ればすぐに乾いてしまうカラっとした暑さがニューカレドニアの気候の特徴です。 6~9月は結構涼しくなるので、朝晩は上着が必要です。
- レンタカー
- 首都ヌメアには大手の会社から地元のものまで信頼のおけるレンタカー会社が数多くあります。 オフィスに直接出向かなくても、ホテルのフロントやツアーデスクで申込めばホテルまで迎えに来てくれます。また、車を返却する際も宿泊先のホテルまで送ってくれます。
離島でレンタカーを借りたい人は、ヌメアの各旅行代理店で予約をすれば、空港まで車を届けてくれます。
しかし、離島でのおすすめはレンタカーより民宿の企画するエクスカーション(ちょっとした小旅行)に参加しての島めぐりで、安く楽しむことができます。
ニューカレドニアには日本の大使館がなく、シドニー総領事館の管轄に含まれます。