
日本の4分の3の国土に、約380万人が暮らすニュージーランド。 大都市でも車で1時間も走れば、自然を独り占めしているかのような世界に出会えます。高地や奥地の不思議な世界を巡る冒険旅行や南半球でしか見られない南十字星の観測旅行も良いでしょう。 また、この国にしか生息していない古代から生き続ける生物などを見ることもできます。 ニュージーランドは英国連邦に属する独立国家です。人口の大部分はイギリス系白人ですが、様々な文化背景を持つ民族が共存しています。
- 正式国名:ニュージーランド
- 面積:27万534k㎡
- 人口:約424万人
- 首都:ウェリントン
- 公用語:英語、マオリ語
- 時差:+3時間
- サマータイム:+4時間
- 通貨:ニュージーランド ドル
マウントクック
世界遺産であるマウントクック国立公園一帯は氷河を抱いた山々が連なり、大自然の雄姿を堪能できます。また周辺は世界でも有数の星空の美しい地域です。 マゼラン大星雲、真っ白な天の川など日本ではあまり見ることができなくなった満天の星が広がっています。南十字星の見つけ方などを教えてくれるスターウォッチングツアーもあります。
テ・アナウ洞窟
(フィヨルドランド)
ニュージーランドで2番目に大きい湖「テ・アナウ湖」の岸辺にある大きな鍾乳洞です。
青白い神秘的な光を放つツチボタルが生息し、洞内には川が流れ、地底湖もあります。
ロトルア
豊かな自然に恵まれたニュージーランドを代表する観光地です。 マオリ美術工芸学院では、マオリ人の彫刻家や職工の優れた職人芸を実際に見学できます。
また、マオリ族の伝統料理「ハンギ」、マオリの男性が演じる伝統的な戦争の歌「ハカ」も楽しめます。
クライストチャーチ
「英国以外で最も英国らしい街」と言われる英国調の伝統や文化が漂うところです。
エイボン川での「パンティング」(舟遊び)では、ガーデンシティ(庭園の街)として親しまれている街並みを眺めながら、ロマンティックなひとときを過ごせます。
※現在は2011年に発生した地震のため、仮の聖堂が建設されています。
オタゴ半島
ニュージーランドのみに生息し、世界的にも珍しい動物「イエローアイドペンギン」の生息地です。
コロニー(集団生息地)では彼らを間近で見ることができます。
ニュージーランドの食文化は、ヨーロッパ、タイ、マレーシア、インドネシア、ポリネシア、日本、ベトナムなどの影響を受けています。 全国各地のカフェやレストランでは、様々な料理が味わえます。
代表的な食材は、ラム肉、豚肉、鹿肉、鮭、伊勢エビ、牡蠣(かき)、パウア(あわび)、マッスル(ムール貝)、帆立貝、クマラ(さつま芋)、キーウィフルーツ、タマリロなどです。
デザートには卵白を焼き上げて作る「パブロバ」がおすすめです。 また、シャルドネやソウィニョンブランに代表される白ワインは国際的にも高い評価を受けています。
都市部では週末も営業している店もありますが、ほとんどの店は月曜日から金曜日の営業で、土日は休みです。営業時間も9~17時で夜間は閉店してしまいます。
しかし、リゾート地では、17時以降も営業している店が多数あります。 ショッピングを満喫する場所と言えばクイーンズタウン。町の中にはユニークな店が並んでおり、日用雑貨から高級品までが揃います。
ガーデン・シティ・ フェスティバル・オブ・ フラワーズ
2月末、「ガーデンシティー」と言われるクライストチャーチの街全体を会場として開催される、世界的に有名な花のビッグフェスティバルです。
国際芸術フェスティバル
ウェリントンで2年毎に開催する国内外の一流アーティストの演劇、ダンス、コンサートなどを鑑賞できる一大文化イベントです。
また同時期に「フリンジ・フェスティバル」と呼ばれる派生的なイベントも多く開催され、その一部は無料で鑑賞することができます。 マオリ人やポリネシア人の豪快なパフォーマンスもオークランド市内などで観ることができます。
羊の国ニュージーランドでは、上質のウール製品やシープ・スキン製品を購入することができます。
「ニュージーランド・ヒスイ」や「マオリの工芸品」、虹色に輝く「パウア(あわび)貝の装飾品」などもおすすめです。
また、ニュージーランドの陶芸作家は国際的な評価も高く、最近では石や木、ガラス、金属などを取り入れた創作活動を繰り広げているので、現地でチェックしてみましょう。
- 天候
- 南半球に位置するニュージーランドは、北半球の日本とは季節が逆です(日本が夏ならニュージーランドは冬)。四季はあるものの、全国的に夏と冬の温度差が10度程しかなく、酷暑、厳冬がない年中快適な気候です。服装は季節が日本とは逆であることに注意して用意しましょう。また、高地では夏でも天候が変化しやすいため、カーディガンなどの羽織る物を持参しましょう。ミルフォードやマウントクックなどの雨の多い場所では防水加工の上衣やコートも必要です。 5~9月の間に旅行を計画している場合は、暖かい衣類を持参しましょう。また、年間を通じ、昼夜の温度差があるので、重ね着がおすすめです。
- レンタカー
- ニュージーランドは世界でも数少ない日本と同じ左側通行の国です。 交通量もさほど多くなく自分のペースで走れ、レンタカーの旅に適しています。
日本で有効の免許証あるいは国際免許(IDP)があれば、最大12ヵ月間までニュージーランド国内をドライブすることができます。