奄美大島
エリアプロフィール
常夏ムードに包まれた南国リゾート
鹿児島本土と沖縄本島のほぼ中間に位置し、奄美諸島の主要島である奄美大島は、離島として全国第3位の面積を誇ります。
亜熱帯植物の森とサンゴ礁の海に囲まれた南国特有の風土の中、奄美ん人(あまみんちゅう)が薩摩や琉球の影響を受けつつ独自に育んだ文化や風習が息付いています。透明度の高いサンゴ礁の海
島を取り囲むように発達したサンゴ礁の海は、透明度が高く、その色はまさにコバルトブルー。カラフルな熱帯魚など豊富な魚種が見られるダイビングスポットとしても知られる他、穏やかな内海が多いため、シーカヤックも盛んです。
東洋のガラパゴスと称される大自然
希少な固有種が数多く生息する奄美大島は、別名「東洋のガラパゴス」と呼ばれ、自然観察教育林に指定される金作原原生林やマングローブ原生林など、ダイナミックな自然を体感できるスポットも充実しています。
お勧めスポット
見る
あやまる岬
奄美十景、新鹿児島百景のひとつである「あやまる岬」は、奄美大島の最北端に位置する旧笠利町の北東部にある太平洋に突き出した岬です。
こんもりと丸い地形が綾に織りなす「まり」に似ていることからその名が付いたと言われ、東の水平線に喜界島、北はトンパラ岩を望み、岬の回りはサンゴ礁、眼下にはソテツジャングルが亜熱帯の風情を醸し出しています。【隣接する主な施設】
バースハウス・海水プール・ちびっこゲレンデ・展望所・サイクル列車・パターゴルフ場など金作原原生林(きんさくばるげんせいりん)
奄美の中でも天然林が半分も残っていることで有名な金作原原生林。
イタジイ、イジュなどは樹齢100年を越すであろうと言われ、巨大なヒカゲヘゴを写し込んだ観光ポスターでも知られています。老年の樹林内には奄美固有の植物や、わが国初発見の植物なども見られる他、国指定天然記念物のルリカケス、アカヒゲ、オオストン、オオアカゲラ、アマミノクロウサギ、ケナガネズミアマミヤギシギなど固有種の鳥類、動植物類が生息しており、徒歩での見物の以外にもマウンテンバイクツーリングなども人気を集めています。-
※その他、奄美ミュージアム、奄美パークや奄美海洋展示館、奄美観光ハブセンターなどもあります。
楽しむ
本場奄美大島紬泥染公園
約1,300年の歴史を持ち、奄美大島の伝統産業でもある「大島紬」。
この大島紬ならではの絹糸を泥で染める手法「泥染め」を体験できる施設。担当スタッフのアドバイスのもと、気軽に奄美大島の文化体感ができ、ハネムーンの思い出作りに最適です。
- 体験料
- 体験料として2,000円~
- 開場時間
- 9時~17時 ※体験希望の方は、あらかじめ電話で予約を。
- 休日
- 日曜日
- 連絡先
- (0997)54-9088
黒潮の森マングローブパーク
マングローブ原生林とリュウキュウアユを育む貴重な住用村の自然の中にある自然回帰型の公園施設です。
敷地内は無料ゾーンと有料ゾーンに分かれており、中心施設となる「マングローブ館」では、マングローブに関する様々な展示物を観覧することができます。中でもお勧めは、マングローブの森をカヌーで観察できるカヌー探検ツアー(有料)。カヌーで川を漕ぎ進みながら亜熱帯の水辺に群生するマングローブの魅力を満喫できます。
- 入園料金
- 一般500円、お子様300円、幼児100円、3歳以下無料
※グラウンドゴルフプレイ代込み
- カヌー料金
- 一般2,000円、お子様1,800円、幼児無料
※入園料・グラウンドゴルフプレイ代込み
- 開園時間
- 9時~18時
- 休日
- 元旦
- 連絡先
- (099)756-3355
- ホームページ
- http://www.mangrovepark.com/
健康体験交流施設(タラソ奄美の竜宮)
浜海浜公園の海洋展示館横にある温海水プールを中心とした健康増進施設です。水着を着て男女一緒にプールを利用できるのでハネームーナーにもお勧めです。
施設内には畳敷きの休憩室やレストランもあり、プールの他にタラソテラピーなどリラックス効果の高いメニューも充実していて、大浜の景観を楽しみながら、自然による癒しの効果を実感できます。
- 利用料金
- プール:大人(13歳以上)1回1,040円、小人(3~12歳)1回520円
※その他料金詳細は、ホームページ参照
- 営業時間
- 10時~21時30分
- 休日
- 年中無休
- 連絡先
- (0997) 55-6211
※その他、大浜海浜公園や木工工芸センターなど体感スポットも充実しています。
アクティビティ
サンゴ礁の海に囲まれた奄美大島の醍醐味は、やはりマリンスポーツです。中でもお勧めなのはシーカヤックとダイビングで、ハネムーナーにも人気があります。
奄美の海は穏やかな内海が多いためシーカヤックに最適なフィールドも多く、体験ツアーも充実。澄み切った海を体感できるダイビングも各種ツアーが揃っており、初心者の方でも基礎から丁寧にレクチャーしてくれるライセンス不要の体験ダイビングもあるので安心して楽しめます。
食べる
長寿の秘訣!南国独自のスローフード
長寿の島と呼ばれる奄美大島は、南国特有の食材を使った個性豊かな島料理も味わい深い物となっています。
鶏飯(けいはん)
奄美大島の郷土料理の代表格と言えば、薩摩の役人をもてなした料理と言われる鶏飯。
ほぐしたササミ・錦糸卵・シイタケ・ねぎやのりを乗せて、地鶏のスープを掛けます。山羊汁
夏バテや滋養強壮にと、昔から食べられてきた山羊汁は、一日近くかけて煮込み、やわらかくした山羊の肉に冬瓜を加えた物です。
通は塩味を好みますが初めは味噌味がお勧めです。豚味噌
ソテツの実を入れて作った風味の高い味噌で、茹でた豚肉を和えた贅沢な茶請け味噌です。
豚の他にも、魚やゴーヤ、入り卵、ピーナッツなどを和えた物もおいしいです。油ぞうめん
地元で親しまれている家庭料理のひとつです。
ニラとダシだけで作る素朴な物や、野菜や肉などをたっぷり入れた豪勢な物まで、各家庭によってアレンジも様々です。
お土産ガイド
特産の黒糖を使った焼酎や奄美大島らしい工芸品など南国らしい土産がいっぱい。
黒糖を使ったお菓子類や南国フルーツ、パパイヤの味噌漬にハブ皮製品など、奄美大島ならではの島土産が豊富に揃っています。
本場奄美大島紬
精巧な織りと染めに定評のある本場奄美大島紬で作ったネクタイや財布などの工芸品は奄美大島を代表する島土産です。
黒糖焼酎
さとうきびから作った黒糖とさんご礁の深層から湧き出る自然のアルカリ水で作られた黒糖焼酎は、健康の酒、長寿の酒とも言われ、お土産としても高い人気があります。
年中行事
8月 奄美まつり
島唄大会に始まり、花火大会、舟こぎ競争、パレード、八月踊り、相撲大会と、4日間に渡って行なわれる島内最大の夏祭りです。
その他にも8月は、奄美市住用町で行なわれる「三太郎まつり」や奄美市笠利町で行なわれる「あやまる祭り」など各地で夏祭りが開催されます。
天候
亜熱帯海洋性である奄美大島の気候は、黒潮の暖かい海に囲まれているため四季を通じとても温暖で、年間平均気温は21度前後。
最高気温が25度以上の夏日の期間が100日以上もあり、平均気温が10度以下になる日がないので、本土で言う初冬、冬、早春、春に該当する季節がなく、晩秋からすぐ晩春の季節に入るという南国ならではの気候が特徴。
年間平均降水量は3,000mmと雨も多く、台風の常襲地でもあります。
ベストシーズン
マリンスポーツを楽しむなら、梅雨明け後の「7月~9月」の間がベストシーズン 本土より1ヵ月ほど早く終わる梅雨明け後の「7月~9月」は、水温も25度以上となり、マリンスポーツを満喫できる最高の季節となります。
季節ごとの平均水温1~3月:18~21度 4~6月:21~28度 7~9月:27~30度 10~11月:22~26度 12月:20度
なるほどQ&A
奄美大島の島唄を気軽に楽しむことはできますか?
薩摩藩の琉球侵攻が行なわれた時代の恋愛や生活苦の悲痛な思いを表現したと言われ、哀愁感漂う奄美の島歌。この島唄の生演奏と島料理が気軽に楽しめる飲食店は島内各所にあり、地元客と交わりながら、奄美の気分を満喫できます。
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奄美大島の民族衣装を着れたり、島人体験などができる場所はありますか?
奄美大島の昔ながらの集落を再現した施設「奄美 ばしゃ山村」では、島人になる有料体験サービスがあり、島の民族衣装を身にまといながら、焼き物作りやかまど料理作りなどを体験することができます。
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- 宿泊ガイド
海岸沿いを中心に、オーシャンビューの広がるリゾートタイプの各種ホテルや宿が充実しています。
宿泊情報一覧(奄美市HP 宿泊施設)
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- アクセス
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島への交通手段は飛行機か船のどちらかになります。
島内の交通は、路線バスが各観光スポットをカバーするものの、島の南部へは本数が少ないため、南部への旅にはレンタカーがお勧めです。
交通案内(奄美市HP 交通アクセス)
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