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■カラフルな壁絵が家を飾っています |
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○ンデベレ族の家の特徴
ンデベレ族は、ブロックを積み上げセメント仕上げをした家をカラフルな壁絵で飾ってきました。この模様を描くのは女性の役割で、定規などを使わずすべてフリーハンドで仕上げます。最近では、草葺き屋根よりもトタン屋根の建物が次第に増え、また壁絵を描かない家も増加しているそうです。 |
○どうしてこんな形、スタイルに?
かつてンデベレの人々は草で編み上げた家に住み牛や羊を飼って暮らしていました。それが200年ほど前に西欧文化に触れ土壁を設けた構造に家が変化しました。スコールで激しい雨が降ると崩れやすい土壁を補強するため、牛糞を壁に塗るようになりました。その時に自然にできる模様が発端で、やがてもっと美しく仕上げるために牛糞に色土を混ぜてペイントするようになっていったそうです。1950年頃からは水性ペンキが用いられるようになり、家もコンクリート製へと変化していきました。 |
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■絵を描くのは女性の役割とされてきました |
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[写真・資料提供:野外民族博物館リトルワールド]
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