マレーシア
インドネシア(バリ島)
■寝室、台所などが離れて建っています
○バリ島の民家の特徴
バリの民家はレンガの塀に囲まれ、外からは中の様子をほとんどうかがうことはできなくなっています。しかし門の中に入ると、開放的な東屋風の建物が並んでいます。渡り廊下などもなく、庭の中で一部屋一部屋が一軒家のように独立して建っているのが特徴です。
○どうしてこんな形・スタイルに?
ヒンズーの神々を信仰するバリの人々とエキゾチックな風物で、観光スポットとしても大人気のバリ島。バリの人々は島で一番高いグヌングアグング山を崇め、家における部屋の配置も、山側が浄、海側を不浄とする考えに基づき行われているそうです。そのため、祠や寝室が山側、けがれた場所とされる台所は海側に配置されています。
[写真・資料提供:日本工業大学 建築学科教授・伊藤庸一]
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